【プランナーが教える!結婚式マナー】両家の顔となる『親の服装』はどう選ぶ?
2025.11.28
今や結婚式のスタイルはさまざま。
伝統的で厳かな結婚式から、ふたりらしさをたいせつにしたカジュアルで自由なパーティーまで、選択肢はどんどん広がっています。

しかし、結婚式とは本来「他人だったふたりと両家が一つの家族になることを祝うセレモニー」
新郎新婦だけでなく、ご両家にとってもたいせつな節目の行事です。
中でも親御様は”両家の顔”としゲストを迎える役割があり、その場にふさわしい装いとマナーが求められます。
そこで今回は「今の時代だからこそ改めて知っておきたい!」
結婚式における親御様衣装の基本マナーと、近年の衣装選びの傾向についてご紹介します✨
すでに衣装が決まっている方も、注意点があるのでぜひチェックしてください🔍
◆親御様衣装の基本マナー◆
【衣装と格について:母親編】

母親の衣装には、着物・ドレス・アンサンブルなど種類は様々な選択肢がありますが、結婚式で最も格式が高いのは黒留袖です。
日本では古くから、結婚式などの人生の節目を着物で彩ってきました。
その中でも最も格式の高い装いを「第一礼装(正礼装)」と呼び、女性にとっての第一礼装が黒留袖にあたります。
▼もっと詳しく!黒留袖の選び方
🎥youtube:【親御様必見】結婚式で失敗しないために!黒留袖の選び方

💡プチ豆知識
黒留袖は、本来既婚女性の第一礼装。
未婚女性には”振袖”が第一礼装とされています。
ただし現代では既婚・未婚よりもご年齢やシーンに合わせて柔軟に選ぶ方が増えています。
▼さらっと着られてかつフォーマル!マザーズドレスのご紹介
🎥youtube:【親御様向け】母親の洋装 マザードレスをレンタルする方法と選び方
【衣装と格について:父親編】

父親の衣装もモーニングコート・礼服・紋付袴など選択肢がありますが、最もふさわしいとされているのはモーニングコートです。
前裾が斜めにカットされた、格式の高い洋装です。

「父親も着物じゃないの?」と思いがちですが、フォーマルシーンにおいて男性は洋装が基本とされており、正礼装はモーニングコートになります。
💡プチ豆知識
家柄や意向により和装を選ぶ場合、男性の第一礼装は”黒紋付羽織袴”です。
◆現代の衣装事情◆

母親は黒留袖、父親はモーニングコート。
この”基本の形”はありますが、近年ではその選び方にも変化が生まれています。
「もっとアットホームにしたい」
「堅苦しさよりも過ごしやすさをたいせつにしたい」
そんな新郎新婦の想いから、親御様もドレスコードを自由にするケースが増えています。

具体的には、礼服やダークスーツなどの「略礼装」を選ぶ方も増加。
格式はやや下がりますが、幅広いフォーマルシーンで使える便利な装いです。

コロナ禍以降、結婚式は“報告の場”よりも”感謝を伝える温かな時間”へと価値観が変わり、「親もゲストのように気負わず楽しんでほしい」という声も多くなりました。
おふたりが描く結婚式の雰囲気に合わせて、無理なく選ぶのが今のスタイルです。
◆衣装を決める際の注意点◆

とはいえ、何を選んでも良いかと言うと、実は一点だけ重要なポイントがあります。
それは「両家で衣装の“格”を揃えること」。
衣装は種類によって格が異なるため、片方の親が正礼装、もう片方が略礼装だと「両家で差がある」と見られることも。
事情がある場合は、必ず早めに相手側へ共有しておくのがマナーです。

結婚式は、親御様にもスポットライトが当たる特別な一日。
衣装選びも、ぜひゆっくり丁寧に考えてみてくださいね。
TOASTでは、提携衣装店にて親御様の衣装もご案内可能です。
専門スタッフがマナー面までしっかりサポートいたしますのでご安心ください◎
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▼親御様も緊張する!当日の動きを予習したい方はこちら
🎥youtube:【親御様向け】結婚式当日親って何すればいいの?
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